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連動コンテンツとは…

松山雄介(以下、松)今回はゲーム本編というよりはどちらかと言えば「周辺」でシャイニング・フォース クロス(以下、SFC)を盛り立てる「連動コンテンツ」についてご紹介できればと思います。

佐藤達也(以下、佐)そもそも「連動コンテンツ」という言葉自体、聞きなれない方もいらっしゃるのでは?と思います。良い機会なので大まかな概要からお伝えしていきましょうか。

松:
そうですね。確かに聞きなれない言葉かもしれません。
佐:
最近のゲームセンターのゲームではすっかりお馴染みのコンテンツなのですが、ゲームセンターに置いてあるゲームとケータイやPCの専用コンテンツがネットワークを通じて連動することで様々なサービスを受けられる…というのが「連動コンテンツ」の大まかな説明になるかと思います。
松:
これは、バーチャファイター4(以下、VF4)が初めて開始したサービスですね。
佐:
VF4というと…2001年稼動でしたよね。かれこれ10年近い実績のあるサービスなのですね。自分で作ったわけでもないんですが、なぜかちょっと感慨深いです。
松:
VF4の連動コンテンツで、キャラクター名、連勝記録などの戦績、段位、アイテム等の管理が可能になったんですよね。自分もVFシリーズは好きなので、当時は画期的だなぁと感じていました。
佐:
なるほど。私はあの当時は「大変なチャレンジをしているなぁ」と同じ部署ながら羨望の眼差しでVFチームを見ていたのを覚えています…。その後、ネットワークゲームがゲームセンターで主流となる先駆けとなったQuest of D(以下、QoD)を2004年にリリースしたのですが、当然QoDにも「連動コンテンツ」がありまして、(正式名称:D.NET)このコンテンツもありがたいことに長期間多くのプレイヤーの方々に親しまれていますね。
松:
そうですね、本当にありがたい限りです。そしていよいよ本題の「SFCの連動コンテンツ」ですが、正式名称はSFC.NETとなる予定です。まぁ、そのまんまですけど。
佐:
そのまんま、ですね…。つまり、SFC.NETではケータイやPCの専用コンテンツを通じて、ゲームセンター以外でも、SFCの世界を楽しむことができるというワケですね。それでは、SFC.NETについて、一体どのようなサービスがあるのか具体的にご説明しましょうか。

松:
基本的なところでは、やはりプレイヤーの名前の変更であったり、NET専用のショップがあったりします。
佐:
NET専用ショップでは、ここでしか手に入らないアイテムを購入することもできるというワケですね。
松:
また、連動コンテンツ専用のミニゲームがあって、これがなかなかやり応えがあったりします。
佐:
ミニゲームとは言え実は結構、力が入っていると思うのですが、もう少し具体的に説明しましょうか。やはり、SFCと同じ世界を楽しむということですから「トレジャーハンター」が冒険したりする感じでしょうか?
松:
複数の主人公が各々目的を持っていて、それぞれが絡み合うようなストーリーになると良いなぁと、シナリオは鋭意作成中なので詳細はまだお伝えできませんが…。
佐:
主人公キャラクターなど、イラストが揃ってきたりした段階で改めて紹介していきたいですね。では、ミニゲーム以外のコンテンツもご紹介しましょうか。
松:
オークションは最初から用意するつもりです。オークションによって素材アイテムや装備品を揃えたりすることが比較的容易になると思います。また、プレイを進める中で売却しても構わないアイテムなどをオークションに出品することもできます。
佐:
ゲーム内で獲得できるお金(ゴールド)でオークションに出品されたアイテムなどを落札できるようになるのですね。ゲーム内で獲得し損ねたアイテムを揃えるのにも良さそうですね。
松:
オークションの他に、気の合う仲間や友達と「チーム」を組むこともできるようにするつもりです。「チーム」の作成やメンバーの募集なども行えるようになると良いなと考えています。
佐:
チームを組めば、離れたゲームセンター同士でも気の合う仲間とマッチングできるようになるので、この機能は是非とも楽しんでほしいですね。チーム内で使用できる掲示板も準備しようかという話もありますね。
松:
そういった機能を通して、仲間内で情報交換しながら盛り上がってもらえれば良いなぁと思っています。また、ランキングなどもかなり充実させるつもりです。
佐:
まだまだ開発途中なのですがこうやって紹介していくと、やはり盛りだくさんですね。
松:
今後もある程度開発が進んだ段階で連動コンテンツの紹介をしていければと考えていますので、続報を楽しみにしてもらえればと思います。

佐:
話がガラっと変わりますが、今週の開発チームの様子などをお伝えしようかなと思います。

松:
先週から引き続き、ゲームを絶賛調整中といったところですね。ゲームバランスを調整するには…ひたすらゲームをプレイしてメンバーで意見を言い合って…調整内容を決めて実装…また、ひたすらプレイ…という連続です。
佐:
シングル、マルチと、プレイできるクエストが多いので、ホント、常にプレイをしているっていう印象ですね。ゲーム開発の醍醐味というか山場というか、ある意味、ここからが本番ですね。
松:
最後まで必死に調整していくと必ず見えてくるものがあるので、気を抜かずに細部までこだわっていければと思っています。
佐:
調整次第でゲームの印象って本当に変わるから、今は本当に大事な時期ですね。それからゲーム調整が本格化されるころってグラフィックもグっと良くなっていきますね。次回以降の更新で、その辺りも徐々にお伝えしていければと思っています。

佐:
最後に、今回は製品版で使用することが決まったICカードのデザインをご紹介しようと思います。
松:
色々なデザイン案があったのですが、絞りに絞った感じです。

松:
左側の「1」は世界観を表しつつロゴをあしらった王道的なものです。そして右側はリリスがシルエットで入っているタイプ。個人的にはこちらが好みだったりします。
佐:
次回の更新時にその他のICカードデザインもお伝えできると思います。こちらも少々お待ちください。
松:
デザインが入ったICカードは実はまだ開発チームにもなくって…普段は通称「白カード」と呼んでいる無印刷のカードを使っているんですが、さすがにちょっと寂しいですね〜

佐:
テプラで「松山」とか「佐藤」とか書いてあって…まさに開発用って感じですね。
松:
早くデザイン入りのカードでプレイしたいです…
佐:
「シャイニング・フォース クロス」次回更新をお楽しみに!

プロデューサー:佐藤達也 ディレクター:松山雄介(2009/8/21)


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